トップ  > 病院長ブログ  > 『漢方シリーズ 風邪』

『漢方シリーズ 風邪』

冬は、体温が冷え、身体が無意識に熱を産生するため気づかないうちに体力を使い、疲れてしまうことがあります。また、日照時間も短くなり、どうしても気分が暗くなりがちです。空気も乾燥しているので、ウイルスも活発になり、インフルエンザも流行する季節です。夏バテ、秋バテ、冬バテ、もう嫌になっちゃいますよね。

季節の変わり目は自律神経も乱れやすくなります。

特に、冬は風邪を引きやすい、そういったイメージもあるのではないでしょうか。

 本格的に冬を迎える前に、今回は風邪の漢方をご紹介します!!!!

風邪・上気道炎で使用される漢方一覧!! 


個別に解説!! 

 ・葛根湯【かっこんとう(1)】

 ゾクゾクする、寒気を感じた時、風邪の引き始めに葛根湯です。

 身体を温める作用が強い、ウイルスを追い出します。

・麻黄湯【まおうとう(27)】

 より強い発熱効果が期待でき、寒気が強い、関節痛が強い場合には麻黄湯です。

 インフルエンザの治療としても有名です。

・小青竜湯【しょうせいりゅうとう(19)】

 くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状が強い方に小青竜湯です。

 身体を温めることで水分バランスを調整します。

 ・柴胡桂枝湯【さいこけいしとう(10)】

 身体を温める生薬、炎症を抑える生薬が配合されております。

 また、消化器症状が強い方には柴胡桂枝湯です。

 ・人参養栄湯【にんじんようえいとう(108)】

 風邪が治ってもずっと咳が止まらない、微熱が続く場合に人参養栄湯です。

 冷え症、乾燥肌の方にも効果があり、風邪予防から冬の肌対策まで幅広く活用できます


 

 いかがでしょうか。

 冬は特に体調を崩しやすく、身体のケアが必要です。

 ただ、風邪を引いてしまった際には、漢方を試してみてください。

 

〒 810-0001

福岡市中央区天神1丁目2-12 メットライフ天神ビル4階 (2016年10月1日から天神122ビル→メットライフ天神ビルに変更 2017年10月1日で併記(移行)期間終了)

TEL:092-738-8733