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登山家 三浦雄一郎さんと対談してきました!!

三浦雄一郎さんは有名な登山家 70歳と75歳と80歳でエベレスト登山の快挙をなした日本人です。80歳のエベレスト登山の前にスキーで5ヶ所の骨折をしたそうですが、日本メンズヘルス学会の熊本先生から男性ホルモン注射を勧められ、男性ホルモン注射の効果も感じて驚異の80歳でエベレスト登山を成功したと聞いて、当院が男性ホルモン注射を中高年の方へ推奨していることもあり 三浦雄一郎さんの実体験をどうしても聴きたくなり 三浦雄一郎さんとの対談が2023年10月1日札幌市で実現しました。 以下報告します。

    

  

 

 

『エベレスト』
標高8848mを誇る、言わずと知れた世界一の高峰 エベレスト
チベット語で”大地の母神”という意味を持つその世界一の頂には、
神様が住んでいると言われています。

そんな世界最高峰の山に3度登頂に成功した、登山家・冒険家の三浦雄一郎さん。
登頂した年齢が、70歳・75歳・80歳!!
高齢で世界最高峰エベレストに登頂成功した秘訣を、今回伺ってきました。

エベレスト登頂を目指したきっかけ

まず、三浦さんが山を登り始めたのは、小学生の頃。青森県の八甲田山から。
プロスキーヤーの父、三浦敬三さんの後をついてスキーで滑っていたそうです。
そして中学校時代、東京で過ごしていた頃は日本アルプス、
その後北海道へ引っ越した後は、札幌にあるほとんどの山を、スキー滑走したり、登ったりと、
小さい頃から、山登り・スキー、で培った運動習慣がありました。

そしてプロスキー選手となり、アメリカで開催された世界プロスキー選手権に出場、
イタリアで開催されたキロメータランセでは、当時の世界最高速度を記録するなど、
様々な記録を樹立、賞を受賞されています。

一流選手が行う筋力トレーニング・運動を続けてきた三浦さんでしたが、
60歳になる頃は、講演会などで全国を飛び回り、忙しい生活を送っていると、
筋力が落ち、メタボ体型になってしまったそうです。

これではいけない!と思い、父親の「99歳でモンブラン氷河をスキー滑降する」という言葉に
刺激をうけ、”ならば自分はエベレストを登る!”と決意したのが、61歳の頃でした。
60代からは、足首や背中に何十キロと重りを乗せ、1日約3時間程歩くトレーニングを開始。
続けていくうちに、背負っていた重りはどんどん増え、筋力アップにつながり、
また骨密度もどんどん良くなったそうです。

エベレスト登頂成功!

そしてついに、70歳で初めてエベレスト登頂に成功しました!
この記録は、当時の世界最高齢でのエベレスト登頂成功としてギネス認定されました。
しかしそこで終わらないのが三浦雄一郎氏。
「次は5年後に登る」と言った時は、ご家族も驚かれたそうです。

そして三浦さんは、有言実行。
75歳で2度目のエベレスト登頂に成功しました。

 

3度目のエベレスト登頂前に・・

更に5年後、エベレスト登頂を目標にしていた頃、スキー場で5ヶ所骨折。(骨盤骨折・頸部骨折 等)
しかし”エベレスト登頂”という目標がある三浦さんは、手術後、懸命にリハビリを行いました。
高齢で骨折をするという事は、普通の生活に戻ることも難しい程、困難に思えました。
「リハビリを頑張れる、そのガッツみたいなものはどこから?」という質問に、
三浦さんは「どうしてもエベレストに登りたい!」と力強く答えていました。

 

男性ホルモン補充療法 開始

3度目のエベレスト登頂を目標に、リハビリに励んでいる頃、
日本メンズヘルス学会の熊本先生と出会い、男性ホルモン補充療法をすすめられます。
その効果・効能を聞き「お願いします!」と、すぐに男性ホルモン補充療法を開始。
それが、80歳の時、ちょうどエベレスト登頂前でした。

すると、三浦さんはすぐに効果を実感したそうです。
一番に感じたのは、気持ち・やる気の向上
これが日々のリハビリ・トレーニングに活かされ、みるみる体力・筋力がUPしました。

三浦さんは、鹿児島県にある 鹿屋体育大学で、登山を中心とした生理学を研究している
山本先生の元で、毎年体力テストを受けており、男性ホルモン補充療法を開始した後の
体力テストの結果・数値を見て驚いたそうです。

体脂肪量・体脂肪率が減少し、
筋肉量(除脂肪体重)・骨量(骨密度)・体幹筋力がアップしていました。
 

※出典先:三浦豪太 博士(医学)
 

そして、2013年5月23日、80歳で3度目のエベレスト登頂に成功。
この記録は再び、世界最高齢でのエベレスト登頂者としてギネス認定されました。
※2023年10月現在も記録保持中

三浦さんはインタビューの際、
「男性ホルモン補充療法をしていなかったら、エベレストは登れていなかった」
とおっしゃっています。

 

三浦さんのように若々しく生き生きと生活を送ることができる、
長く運動を続けていける、その秘訣は?

「寝る」「食べる」「運動する」「目標を持つ」こと!

【寝る】
標高8000m付近は、地上のおよそ1/3の酸素量という過酷な環境で、
三浦さんは氷の上にテントを立て、マットを敷き、寝袋でしっかり寝ていたそうです。
(ちなみに、大抵の方はこの環境ではなかなか眠れないそうです)

【食べる】
90歳の今でも、よくお肉を食べているとの事。
インタビューに伺った日も、お昼ご飯にステーキ200gをペロリと完食されたそうです。

【運動する】
現在も、週に5日、リハビリやトレーニングを続けていらっしゃる三浦さん。
数年前に患った病により、下半身に麻痺が残っていますが、懸命に運動を続けておられました。

【目標を持つ】
常に目標を持つ、熱中できるものを持つ、ということ。
三浦さんは、山登り・スキーと、ずっとずっと常に目標を持っておられます。
86歳の時、アコンカグア登頂中、体調不良によりドクターストップがかかり断念。
しかしインタビューの際、いつかまた、挑戦したいと目が輝いていました!

「自分の好きな事(スキー・山登り)をいつまでもやっていたい。
ずっと続けたい。」



2023年 現在

そして今年2023年8月、三浦さんは、90歳で富士山に登頂。
その時も男性ホルモン補充療法を行いながら、リハビリ・トレーニングを実施していました。

 

三浦さんとお話をして、木村院長は、
男性ホルモン補充療法が、中高年~高齢者の方々に長く健康で生き生きと生活を送る、
ハッピーで健康なシニアライフを送る手助けになれば
とおっしゃっていました。

中高年の方:体力・筋力の低下、内臓脂肪の増加 が気になる方

高齢者の方:筋力や骨密度UPに伴う、転倒リスクの低下=骨折予防

 

加齢に伴い、身体の能力は衰えていくのは当然です。
しかし、よく寝て、よく食べて、運動して、そして目標を持つ。

私たちも、皆さんが三浦さんのようにアクティブでハッピーなシニアライフを送れるよう、
応援したいと思います。

インタビューの様子は、準備ができ次第、ホームページと院内でご紹介致します。
楽しみにしててください!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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