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社会不安障害(SAD)の治療

当院の社会不安障害の治療法は、薬物療法が柱です。お薬で治療を行います。

 

薬物療法で期待される効果は、

  • 不安感・緊張感・恐怖感を解消したり減らしたりすること
  • 「またああなったらどうしよう」という不安を解消したり減らしたりすること
  • 緊張する場面を避ける行動を減らすこと
  • 自律神経系の症状を解消したり減らしたりすること

などです。                          

お薬の治療では、根治療法』と『スポット療法があります。


1:根治療法(中等症~重症と思われる人向き)

社会不安障害(SAD)を本格的に治したい人けです。

治療期間は個人差がありますが、約6ヶ月~1年程度が目安。
人によっては数年通院している方もいますが、治療により不安や緊張は劇的に軽減していきます。

緊張の場面が生活の中で多々ある方、対人緊張が根底に強くある方にはSSRIを中心とした、
長期的薬物療法が必要です。

SSRIセロトニン強化療法で不安体質を徐々に改善し、各々の場面で不安症状からの開放を目指します。
治療初期1週間に1回の来院が必要ですが、治療中期以降2~3週間に1回程度の通院で治療出来ます。

治療全般を通して、スポット療法でのお薬も併用していきます。
不安の悪循環を断ち、「緊張しなかった!!」「上手くいくのだ!!」という成功体験を蓄積していきます。
緊張しやすさがわかる心理検査(チェックシート)を定期的に行いながら、自信の獲得につながるようケアします。

 

2:スポット療法(軽症SADの人向き 場面が決まっている・予見出来る人向け)

緊張の場面が限定している方で、通常の生活では不安の程度は低く、
頓服薬で不安場面を乗り越えることができる可能性が強い方向けです。
(突発的な緊張の場面でなく、プレゼンや会議、司会、会合など前もって頓服を服用できる人が向いています) 

例えば・・・                     

  • 定期的な朝礼で緊張する(その時以外は平気)
  • 試験本番で頭がパニックになる(その時以外は平気)
  • 発表会での不安がある(その時以外は平気)
  • 結婚式でスピーチを依頼されて不安(その時以外は平気)
  • PTAの会合がある(その時以外は平気)
  • 大勢の前でプレゼンテーションがある(その時以外は平気)

などなど・・・

この場合、即効性のある、作用時間が短い緊張止めのお薬『頓服薬』として使用します。
前もって緊張の場面が分かっている軽症のSADの人には有効です。
(お薬は服用して1時間から6時間はしっかり効果が発揮しますので、急な緊張場面や、とても強い緊張には適していません) 

注意:頓服薬の服用時は、運転に注意が必要な場合があります。
また、気管支喘息がある方、脈が遅い方、お薬に敏感な方では使用出来ないこともあります。

定期的な診察が難しい方でも、症状が軽い場合はスポット療法で治療が可能です。
一度ご相談ください。


 

お薬について

薬物療法の利点は、お薬を飲み忘れなければ、あまり努力することなく症状が改善していくことです。

お薬にはいくつかの種類があります。
当院では一人ひとりの症状や体質、状況にあわせて医師が個別に処方しています
ご自分に合った治療法を、医師と相談しながら決めていきましよう。
社会不安障害のお薬をもっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

当院で使用するお薬について

 

おまけ
社会不安障害(SAD)の治療の第一選択はSSRIとなっていますが、場面が限定している人や軽症の人は必ずしもSSRIを使用せず治療を行うこともあります。

また赤面恐怖症では漢方薬が効果をはっきすることがあります。

社会不安障害(SAD)の治療に使用する漢方薬

12 柴胡加竜骨牡蛎湯 26 桂枝加竜骨牡蛎湯 15 黄連解毒湯 34 白虎加人参湯
24 加味逍遙散 25 桂枝茯苓丸    
   

その人に合わせて治療薬を決めています。

 

 
【もくじ】
・社会不安障害(SAD)の治療
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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