オンライン診療(遠隔診療)について

新型コロナウイルスで世の中に不安が広がり、皆がストレスを溜めての生活を余儀なくされています。

そんな中4月22日、新型コロナウイルス感染症専門家会議から、「人との接触を８割減らす、10のポイント」が示されました。

私は感染症の専門医ではありませんが、この新型コロナウイルスはインフルエンザの様に一過性の疾患とは違い、今後数ヶ月続き、もしくは毎年冬場にインフルエンザの様に季節病となる可能性もあるのでは？とも思っております。

そして、この新型コロナウイルスでこれから生活の仕組みが変わってくる？のではとも思います。

厚生労働省発表の人との接触を8割減らすの6番では『診療は遠隔診療』とありますが、厚生労働省がオンライン診療に積極的な姿勢を示しているのは驚きでもありました。

当院では3年前の2017年2月からオンライン診療(遠隔診療)を始めておりました。

当院が導入開始したのは遠方の患者さん　(当院では県外の患者さんや壱岐対馬、五島列島など島にお住まいの患者さんも多く来院されています)に通院の時間と移動の費用の負担を軽くする手段となるのでは？と思って導入しました。

厚生労働省の考え方で、当初は『初診から6ヶ月以上外来で対面診察を行っている方などを対象とする』などの指針がありましたので、導入できる患者さんは少なく、去年1年では約50件しかありませんでした。

しかし　今回の新型コロナウイルスによりオンライン診療が注目されてきて

オンライン診療(遠隔診療)はこの1週間だけで7件ありました。オンライン診療(遠隔診療)を希望される方は増えてきています。(※オンライン診療は病状が安定している患者さんを対象としているため、希望されるすべての方に適応出来る訳ではありませんが、希望される方は確実に増えています)　

またオンラインで出来る事が増えてきている様に思います。

オンライン会議、オンライン飲み会、オンライン授業これからオンラインで出来る事がもっと増えていき一般的になっていくのだろうと思います。

私は日本精神神経学会の専門医ですが、専門医の勉強もeラーニングで行っています。

自分の好きな時間に、好きな場所で日本精神神経学会の全国のそれぞれの分野の最高の講師の講義を受けることが出来る！！とっても素晴らしいことだと思っています。　

憎き新型コロナウイルスですが、いつかは終息する、そしてこの疾患の教訓から何か新しい生活を得ていく、そんな期待を胸にステイホームで静観しています。　


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