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メタボリックシンドロームとうつ状態の関連

中高年のメタボリック症候群の男性はうつ状態が優位に多いことが、九州医療センターの関口敦子医師により2010年の日本うつ病学会で発表されています。
(日本うつ病学会 第五回奨励賞)

なぜか 女性ではメタボリック症候群とうつ状態との関連はなかったのですが、

男性ではメタボリック症候群のすべての構成因子でうつ状態の有病率が高い傾向にあり、中心性肥満・低HDLコレステロール血症・高血糖では有意差があったようです。

関田医師によると うつ状態とメタボリック症候群はいずれも ストレスを上流としてHPA(視床-下垂体-副腎系)の過剰亢進をベースに起こっている、HPA系が両者を結びつけている可能性が考えられると述べています。

やはり 心の病気と身体の病気は関連しているというのです。

心身相関性 これは昔から言われている言葉ですが、心身両面からの健康を獲得したいものですね。

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