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ノロウイルス 不顕性感染の恐怖!!

ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は、一年を通して発生していますが、特に冬季に流行します。寒い時に特に流行します。

今年の予想では 1月下旬から2月上旬がピークと言われています。
(インフルエンザ感染と重なります、ダブル感染の事例もありより注意が必要!!)
ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口で感染し、ヒトの腸管で増殖し、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。

厚労省ホームページより

健康な方は軽症で回復しますが、妊婦さんは要注意、子どもやお年寄りなどでは重症化したり、吐ぶつを誤って気道に詰まらせて死亡することがあります。

この時期は受験シーズンでもあり、受験生には特に気になる時期ですね。
ノロウイルスについてはワクチンがなく、また、治療は輸液などの対症療法に限られます。

染力が強いため、感染して症状が出た人は 自宅で安静にしていれば周囲にうつすことを防げますが、不顕性感染者(感染しても症状が出ない人)は
全体の20~30%
とも言われている。実は これが恐ろしい事だと思っております。

浜松市の市立小学校のノロウイルス感染のニュース。 学校給食のパンが原因だったと判明されていますが、職員にははっきりとしたノロウイルス感染者はいなかったようで、その職員の不顕性感染であれば全国の食に関する産業従事者に対しての警告だと感じました。

厚労省ホームページより

ノロウイルスに感染しているかの検査は「ノロウイルス抗原検査」があります。ふん便中のノロウイルスを検査キットで検出するものです。これは医療機関で、医師が医学的に必要と認めた場合に行われ、診断の補助に用いられます。

しかし、この検査は、結果が早く出るメリットがありますが、ノロウイルスに感染していても陽性とならない場合もあり、ノロウイルスに感染していないことを確かめることはできません。

より確実な検査方法は、ウイルス学的な診断です。患者のふん便や吐ぶつを用いて、電子顕微鏡法、RT-PCR法、リアルタイムPCR法などの遺伝子を検出する方法でウイルスの検出を行い、診断する方法(リアルタイムPCR法ではウイルスの定量も行うことができます)。これは通常、医療機関で行うことはできず、食中毒や集団感染の原因究明などの目的で、行政機関や研究機関等で行われています。

やはり 外から帰ったら うがい・手洗い・基礎体力を落とさない様に規則正しい生活・キチンと栄養を摂るなどが必要ですね!!

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