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院内勉強会(クエチアピンフマル酸塩徐放錠(ビプレッソ徐放錠))

今日は、吉富薬品の平池さんに、双極性障害の、うつ症状治療薬「クエチアピンフマル酸塩徐放錠(ビプレッソ徐放錠)」の勉強会をしていただきました。



うつ状態の患者さんの中に双極性障害の患者さんがいる場合があるとのことです、うつ病と思っていてもうつ状態と躁状態が繰り返すのが双極性障害です。 一般的にはうつの期間が長いことが特徴の様です。



元々クエチアピンは、統合失調症のお薬として使われていましたが、2017年、双極性障害におけるうつ症状の改善にも効果があると承認されました。



うつ病と、双極性のうつ状態の違いとしては、
うつ病では、身体症状が多い(特に筋肉、呼吸器、泌尿生殖器に関する)、不眠、認知障害、悲哀感が多く見られるのに対し、
双極性のうつ状態は、精神運動抑制症状が強い、恐怖感が強い、精神病症状の合併が多い、焦燥感、無価値観が強いなどが上げられるようです。

4月から5月は環境の変化や季節の変わり目で精神的に不安定になる方も多いと思います。
単なる疲れなのか、うつ病や双極性障害でないのか? 心配であればクリニックへ相談されてはいかがでしょうか? 

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