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病気の治療には お薬とアプリの2本柱の時代となるのがすぐそこまで来ている様です。

日本で初のデジタル療法として 禁煙治療の補助としてアプリとCOチェッカーが使用されるようになっています。

1:医師が処方する治療アプリ®︎のCureApp SC ニコチン依存症治療アプリ及びCOチェッカーは、ニコチン依存症の心理的依存にアプリを通じてアプローチし、患者さんの考え方や行動を正しく変容することで正しい生活習慣に導き治療するデジタル療法です。(残念ですが当院では行っておりません)

この治療アプリ®︎は「行動変容」に力点を置くため、通院と通院の間の期間「治療空白」に対しても治療が可能となり。「治療空白」期間に、行動療法等の心理療法を患者さん一人ひとりに個別化された医学的に適切なサポートをアプリが実施するとのことです。従来の医薬品や医療機器では介入困難であった「心理的依存」へも効果的にアプローチ可能な日本初となるデジタル療法として期待されているもの。 

2:また続いて、CureAppの高血圧症治療用アプリも厚生労働省から2022年4月26日に製造販売承認を取得。 今後 2022年度中に保険適応に向けて動き出しています。(5/21時点ではまだ保険適応されていません)

https://medicaldx-jp.com/news/323 

3:当院でもただ今 うつ病用のアプリの治験(フェーズⅡ)を行っています。このアプリが製造販売承認許可され、保険適応されることを願って治験の協力を行っています。 

また 

近年、ウェアラブルデバイスでのモニタリングによって、肥満や慢性疾患などの懸念を払拭しようとする試みも多く見られるようになっています、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大以降、世間ではこれまで以上にヘルスケアデバイスに対する関心がよせられています。

私も2014年から ジョンボーン、フィットビット、ガーミン、Apple Watch、vyvoなどのライフログ(スマートウォッチ)を健康管理の一貫として使用しています。 

 常に2-3個のデバイスを装着してます!!

 

 

 

 

 

 

 

 ローテーションを組んでスマートウオッチをつけていますが、一番のお気に入りは安定のApple Watchシリーズ6 続いて フィットビットチャージ5Fitbit Charge 5 もしくはvyvoジェネレーション2

 

 

 

 

時代と共に治療の方法、補助手段は進化しています、当院の治療方針として薬物療法は治療の中心ですが、睡眠覚醒リズムの強化、ストレスコーピング能力向上、運動療法の推奨(3-3-3運動)は薬物療法と同時進行が望ましいと思っています。治療の補助として アプリやスマートウォッチが活躍することを願っております。 

追記:読売新聞オンライン記事

「健康ビッグデータ」活用へ官民で新組織…スマホアプリなどの記録収集へ共通ルール

の記事がアップされました。 

私も記事で書かせて貰った様に

『スマートフォンのアプリなどで記録する歩数や心拍、体重といった健康・医療データは「パーソナルヘルスレコード(PHR)」と呼ばれる。大量に収集されたビッグデータを分析することで、一人ひとりに適した健康作りや治療法の開発などに役立つと期待されている。』

『海外では、米アップルがアップルウオッチで転倒を感知すると自動的に救急車を呼ぶサービスを米国で展開するなど、健康データを活用した事業が次々に登場している。しかし、日本では、中小規模のアプリ提供企業などがデータをバラバラに管理しているため、連携が難しく、新サービス創出の足かせになっている。』

『新組織には、経済産業省の支援の下、NTTやSOMPOホールディングス、エーザイといった大企業や、オンライン診療や健康管理アプリを手がける新興企業など50社以上が加わる予定だ。』

やはり これから スマホのアプリの活用、そしてその次にはスマートウォッチで健康管理の個人データ(ビックデータ)収集 そこから新薬の開発や一人一人に合った健康法、健康管理アドバイスに繋がっていくようですね!! 

 

 

 

 

 

 

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