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睡眠時無呼吸症候群の検査が充実しました!!自宅でフルPSG検査ができます。 

睡眠時無呼吸症候群の診断に必要な睡眠ポリソムノグラフ検査(PSG検査)は

1:簡易PSG検査(SASが疑われる時に最初に行う検査) 

2:フルPSG検査(脳波や筋電図も計測する、より正確な睡眠検査) 

の2つがあります。 

睡眠時無呼吸症候群が疑われるときにはまず 簡易PSG検査を行います。

検査結果で重要なのはAHIです、AHIは「Apnea Hypopnea Index」の略で、日本語では無呼吸低呼吸指数といいます。1時間あたりの無呼吸(Apnea)と低呼吸(Hypopnea)を合わせた回数をいいます。

簡易検査でAHIが40以上あれば C-PAP療法(通称鼻マスク療法)が保険診療で治療が開始が出来ます。 

簡易検査でAHIが20から-40以下であれば フルPSG検査を再度行い AHIが20-39でC-PAPが保険診療で治療が開始が出来ます。

今までは フルPSG検査は当院から済生会福岡病院(循環器科)へ紹介して、一泊二日の入院検査が必要だったのですが このフルPSG検査を自宅で出来る様になりました。

在宅でフルPSG検査が出来ると言うことは、入院せずにフルPSG検査が出来る、入院で必要な検査費用が在宅で行えるためかなり安くフルPSG検査が出来る!! 

(入院先の病院にもよりますが、入院して検査となると、入院費用や個室利用料などで約6~7万円程

在宅用フルPSG検査は約13,000円程になります。(保険適用3割負担))

自宅でフルPSG検査が出来るのは画期的なこと!!  

睡眠時無呼吸症候群は命に関わる病気の発生要因となるほか 日本において経済的損失が3.4兆円とも言われている重要な疾患。 

  

1:20歳の時より 体重が10キロ以上増えている人

2運動不足な人 

3アゴが小さく後ろに引っ込んでいる人(やよい顔:面長 小アゴ 小顔) (逆に縄文顔 じょうもん顔の人:アゴがしっかりしている 下顎が前に出ている人はSASが少ない) 首が太くて短い人 

4舌が大きな人 

5扁桃腺が肥大している 

6花粉症やアレルギー性鼻炎などにより鼻が詰まりやすい人

7寝酒をする人 

8閉経後の女性(エストロゲンの減少によりSASの発生が上昇します) 

以上の方で 周囲から いびきや無呼吸(呼吸停止)などの指摘があれば 是非 

まず 簡易PSG検査をすることをお勧めしております。 (自分ではいびきや無呼吸の自覚はないことが多いので周囲からの指摘は重要です!!) 

 

私自身 フルPSG検査をしてみました。 簡単に自宅で装着できました。 

結果は↓の様に、分かり易くレポートで報告されます。  

  

 

睡眠をとっても疲れがとれない いびきや無呼吸がある人、睡眠時無呼吸症候群かな?を心配な方

まずは 簡易PSG検査からどうぞ!! 

 

 

 

 

 

 

 

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