ピルは避妊目的以外に月経困難症や子宮内膜症、生理日移動などでも使用されます
ピルの一覧を簡単にまとめてみました
ピル(経口避妊薬)は、含まれるホルモンの種類や目的によっていくつかに分かれています。
種類 | 成分・特徴 | 主な商品名 | 保険適用 | 主な用途・対象 |
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OC(避妊用低用量ピル:オーシー) (エストロゲン+プロゲスチン) |
避妊目的で使用。月経周期を整えやすい。 | マーベロン®/トリキュラー®/アンジュ®/ラベルフィーユ® など | 自費 | 一般的な避妊、月経コントロール、ニキビ改善など |
LEP(低用量ピル・治療用:レップ) | 成分はOCと同じだが、治療目的で保険適用。 | フリウェル®/ヤーズ®/ヤーズフレックス®/ルナベル®/ジェミーナ® など | 保険適用 | 月経困難症、PMS(月経前症候群)、子宮内膜症の治療 |
中用量ピル | ホルモン量がやや多く、短期間服用。 | プラノバール®/ソフィアA® など | 保険適用 | 生理日移動、機能性子宮出血、無月経などの治療 |
高用量ピル | ホルモン量が多く、避妊目的では使わない。 | ノアルテン®/エチニラ® など | 保険適用 | 子宮内膜症、無月経、ホルモン補充など |
ミニピル(プロゲスチン単剤) | エストロゲンを含まず、血栓リスクが低い安全性が高い。 | スリンダ®(ドロスピレノン) | 自費 | 授乳中・喫煙者・高血圧などCOCが使えない人の避妊 |
アフターピル(緊急避妊薬) | 高用量プロゲスチンで排卵を抑制。 | ノルレボ®/レボノルゲストレル®/エラワン® など | 自費 | 性交後72〜120時間以内の緊急避妊。常用不可。 |
💡まとめ
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日常の避妊には「低用量ピル」OC(オーシー)(自費診療)
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OCと同じ成分の低用量ピルLEP(レップ)は保険適用のお薬
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エストロゲンが使えない人(喫煙者、血栓症リスク者、高血圧症、授乳中、40代には)など女性主体の避妊薬として「ミニピル(スリンダ)」→またスリンダは服用忘れの猶予が24時間以内と長い(通常のピルは3時間以内) 副作用など少なく安全性重視の方向き
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緊急時のみ「アフターピル」
アイさくらクリニックでは
低用量ピル(COC)(エストロゲン+プロゲスチン)マーベロン®/トリキュラー®
低用量ピルLEP(レップ) ヤーズ®(保険適応で院外処方)
ミニピル(POP)(プロゲスチン単剤)スリンダ®
アフターピル(緊急避妊薬)ノルレボ®/レボノルボジェネリック® を常備しております(欠品のこともありますのでご希望時ご連絡下さい)