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お正月の帰省ストレスについて

あと約1週間で2025年が終わりますね!!
この時期に患者さんからよく聞かれる お正月の帰省ストレスというものがあります。
これはいくつかの要因が重なり合って生じます。単なる「気疲れ」ではなく、夫婦関係・親族関係・役割意識が同時に刺激される点が特徴です。

   

① 義実家との人間関係ストレス

最も多いのが、義実家での気遣いによる疲労です。生活リズム、食事の好み、家事のやり方、育児や仕事観などの違いに常に配慮する必要があり、「自分の居場所がない」と感じやすくなります。
また、「まだ?」「普通はこうする」といった何気ない言葉が、評価や否定として受け取られ、心の負担になります。

② 夫婦間や親戚間の価値観のズレ

帰省に対する考え方は人それぞれで大きく異なることがあります。
「久しぶりだから長く滞在したい」「正月くらいゆっくり休みたい」など、どちらも自然な考えですが、話し合いが不十分だと一方だけが我慢する構図になり、不満が蓄積します。

③ 役割期待・家事負担の偏り

正月は「手伝って当然」「嫁・婿としてこうあるべき」という無言の期待が強まりやすい時期です。食事準備、来客対応、子どもの世話が特定の人に集中すると、休暇であるはずの時間が労働の連続になります。

④ 子どもに関するプレッシャー

子どもがいる家庭では、しつけ・学業・進路への発言がストレスになります。善意であっても、親としての努力を否定されたように感じ、自己評価が下がることがあります。お年玉一つでも気を遣うことだと思います。

⑤ 「いい配偶者」を演じ続ける疲れ

場の空気を壊さないように感情を抑え続けることで、帰省後に強い疲労感や抑うつ感が出ることもあります。

お正月の帰省ストレスは「弱さ」ではなく、環境変化への自然な反応です。事前の夫婦間のすり合わせや、距離を取る選択も大切なセルフケアです。

不安感や苛々、抑うつ気分、不眠などが持続するようなら 抗不安薬や漢方薬などで対策が取れます。
現在治療中で 症状の悪化なら 抗うつ薬の併用療法や増強療法など打つ手はあります。
心配の方はご相談くださいね。 

 

 

 

 

 

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