3月4日は世界肥満デー(World Obesity Day)です!!
報告によると、肥満率は1975年以降ほぼ3倍、小児・若年層では5倍に増加しています。肥満はもはや一部の先進国の問題ではなく、あらゆる社会・あらゆる年齢層に広がる“世界的慢性疾患”です。
一方、日本では毎年11月10日~16日が「アルコール関連問題啓発週間」。アルコール依存症(AUD)もまた、生活習慣病と深く絡み合う慢性疾患です。
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私が日々の診療で強く感じるのは、肥満症とアルコール依存症の合併がもたらす健康リスクの大きさです。
まず肝臓。肥満に伴う非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD:ナッフルディー)に飲酒が加わると、脂肪肝はより進行しやすく、線維化・肝硬変・肝がんリスクが一気に高まります。いわば“ダブルパンチ”です。
さらに、アルコールは高カロリー(1g=7kcal)
飲酒習慣は体重増加、内臓脂肪蓄積、インスリン抵抗性を悪化させ、糖尿病や高血圧、脂質異常症を加速させます。そこに睡眠障害や抑うつ症状が加わると、食行動や運動習慣はさらに乱れ、悪循環に陥ります。
つまりこの合併(肥満とアルコール問題AUD)は、肝臓・代謝・心血管・精神面すべてに影響する全身性リスクなのです。
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肥満症もアルコール依存症も「意志の弱さ」ではなく、脳の報酬系やホルモン調節異常が関与する慢性疾患です。だからこそ、責めるのではなく、医学的支援と環境調整が必要です。
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当院では アルコール依存症の減酒療法(ナルメフェン:セリンクロ) 断酒療法・断酒維持療法(アカンプロサート:レグテクト)などの治療法を提供しています。
肥満症に関しても、保険適応薬として62番防風通聖散 20番防已黄耆湯 8番大柴胡湯 サノレックス(BMI=35以上の人)などの治療薬、もしくは自由診療にて
膵リパーゼ阻害薬(ゼニカル)GLP-1受容作動薬(飲み薬:リベルサス)(注射:ウゴービ)
GLP1/GIPデュアル作動薬(マンジャロ)メトホルミン(メトグルコ)など 必要に応じて 適切な投与全検査を行った患者さんにのみ処方しております。








