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『漢方シリーズ  ウチダハ味丸M(はちみがんM)』

八味丸という漢方薬のご紹介をします!! 

『八味地黄丸 7番』という漢方薬は有名です。主に、下肢の痛みやしびれに使います。CMなどでハルンケアという名前を聞いたことがあると思いますが、こちらは八味地黄丸由来の8種類の生薬が使われており、実は案外馴染みのある漢方薬なのです! その他に腰痛・しびれ・むくみにも良いお薬。保険の適応はありませんが、EDの症状にも効果があるとの報告もあります。  

今は、エキス剤と言われる、処方で出す際の粉の漢方薬が主流になっていますが、今回クラシエさんで『700ハ味丸M(はちみがんM)』という、漢方薬を丸剤にしたものが発売されました! 
 

丸剤の特徴は、

・原典にならい8種類の生薬末と蜂蜜を練り合わせて製造されたもの

・医療用の八味地黄丸製剤の中で唯一、生薬末をそのまま使用しているので、

エキス剤では得られない成分などが損失せずに保持されている

という点です。 ラッパのマークの正露丸の様な形です!! 

25桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)』など、名前に丸とつくものは本来丸剤であるべきなのですが、保険適応となる医療用医薬品では『700ハ味丸M(はちみがんM)』のみとなります。 

健康マニアと言われていたあの徳川家康もハ味丸の変方となるものを服用しており、平均寿命が40歳程度だったとされる時代背景の中、家康は75歳まで長生きしました。
老化防止のアンチエイジングの役割も果たすのかもしれませんね!

 錠剤のような感覚で服用できるため、粉が苦手な人には良いと思います。 

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