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もしもの時の講習 BLS Basic Life Support(一次救命)

先月 福岡青洲会病院BLSの講習会を受講してきました。
日曜日の朝9時から夕方4時までみっちりの講習でした。

そもそも BLSってなに??

BLSとは、Basic Life Support(一次救命)の略称で、救急隊が来るまでの一次処置のことです。 

何で?BLS(一次救命)?? 
それは 今年ボランティア活動としてライフセービングのお手伝いをする機会がありましたが、もう一度きちんとBLS(一次救命)を学んでおこうと思っていたところ 福岡青洲会病院でアメリカ心臓協会(American Heart Association; AHA)のBSL公認インストラクターが担当するマジな講習会を発見!! 講義・実習と試験もあり修了者にはAHA BSL HCPカードとバッチが贈られるというもの!!
 福岡青洲会病院

 これから始まります。


   皆さん真面目に受講されています。

講習受けてよかったです!!
心肺蘇生法と救急手当の確認になったし、昔と考え方が違ってきている所発見!!
心肺蘇生法(CPR)の基本 はABCと習ってました。
AはAirway(気道確保) BはBreathing(人工呼吸) CはCompression(胸骨圧迫)
A→B→Cの順番で行う!! だったのですが・・・

今の考えは違うのです!! 
C→A→Bなのです Compression・胸骨圧迫を重視。  (`_´)ゞ (`_´)ゞ
また輪状軟骨圧迫法はガイドラインから外れている。(行わないとされている)

成人の救命処置の手順として
まず安全確保(当たり前ですが、練習が役に立ちます、とっさの時は難しいと感じました) 安全確保は自分・周囲の人・傷病者の確保が必要です。

次に 反応確認→『大丈夫ですか??』 きちんと声をかける
→反応ない時は直ちに119番とAEDの手配、そして呼吸(胸から腹を注視)を10秒以内の確認。 5-10秒以内、脈がなければ胸骨圧迫を開始!! (`_´)ゞ (`_´)ゞ
 

質の高いCPRは(成人)
圧迫の速さは少なくとも100回/分以上
圧迫の深さは少なくとも5センチ以上
圧迫ごとに力を抜き胸壁を完全に元の位置に戻す
胸骨圧迫の中断は最小限に(10秒以上止めないこと)
人工呼吸は胸が上がる程度(入れすぎに注意) などなど  

 小児と乳児の練習もしました。  




                          
  もしもの時々のエピペン(エピネフリン)です。






処置のシュミレーションもしました。






とにかく講義→実習→講義の繰り返しで、かなり実践的な内容でした。
また 試験問題もありました。






AHAから BLS HCPカードとバッチが届くのを楽しみにしております。

      
講師の先生 有難うございました。  
 

BLS受講されたい方は
青洲会病院地域連携室へ相談されてください。
(もちろん医療職以外の一般の方も受講もOKの様です)
 TEL092-939-0010 

〒 810-0001

福岡市中央区天神1丁目2-12 メットライフ天神ビル4階 (2016年10月1日から天神122ビル→メットライフ天神ビルに変更 2017年10月1日で併記(移行)期間終了)

TEL:092-738-8733