こんにちは、スタッフです。
当ブログ、最近はグルメブログのようになっていますが、たまには真面目なお話もさせていただきます。
このブログをご覧の方々は、心理検査と聞いて、どのようなイメージが浮かぶでしょうか。
人によっては、自分を見透かされる?何か秘密が漏れる?信用ならない?
そのようなイメージをお持ちの方がいらっしゃるかも知れません。
そもそも、心理検査とは何の為にするのでしょうか?
大事な目的としては、外的な道具を用いることによって患者様の状態を適切に
把握し、それを治療に生かすということです。
治療に生かすことができなければ、その検査を実施させていただくことに意味がありません。
外的な道具という点では、医療従事者とはいえ医師や心理士も人間であるため、
印象や主観性に左右されてしまう場合がある事から、客観性を保つために
有効なのです。
皆さま、心理テストという言葉もお聞きになったことがあると思います。インターネットで検索すれば数えきれないほどの心理テストが見付かります。
しかし、医療の分野では、心理検査と心理テストを混同することはありません。
なぜなら、心理テストには客観性の欠けるものがあり得るからです(一概には言えませんが)。
医療の分野で用いられる心理検査は
“標準化がなされている”と言われます。
それは、“信頼性”と“妥当性”によって成り立っています。
信頼性とは、その検査をどの検査者が何度実施しても同じ結果が出るかということです。
それに対して妥当性とは、その検査が知りたいことを結果が本当に反映しているかということです。
例えば、ある人の体重を測る時に、ほんの短い時間で大きな誤差が出るようであれば、その体重計には信頼性がないと言えます。
そして、体重を身長計で測ろうとしても当然測ることはできません。
それは、身長計には妥当性がないということになります。
医療の分野で用いられる心理検査は、こういった基準をクリアしています。
数年間をかけて修正に修正を加えて、ようやく現場で用いられることになるのです。
しかしだからといって、当院で心理検査を受けられる際は、あまり肩に力を入れず、思うままに取り組んでいただけたらと思います。
何か疑問やご不明な点があれば、心理士にもお尋ねください。
スタッフ カレー
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