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ライフログが医療を変える?!

ある日の診察で睡眠時間の話になったとき、『私はロングスリーパーでしょうか? ショートスリーパーでしょうか?』と質問を受けたことがありました。
その時ショートスリーパーの人の遺伝子の研究報告を思い出しました。2009年にカリフォルニア大学での研究で「毎晩夜中に床に就いても翌朝4時に目が覚めてしまう」という女性とその家族を対象とした、遺伝子配列の比較実験で、研究チームはショートスリーパーの人たちの体内で「DEC2」という遺伝子が突然変異を起こしていることを発見した報告です。

しかし遺伝子を調べなくても
ロングスリーパーかショートスリーパーかは睡眠覚醒リズムを調べればすぐ分かることです、『睡眠覚醒リズム表』を記録することです!! 当院では睡眠覚醒リズム記録表を希望者、もしくは睡眠覚醒リズムを調べる必要がある人に渡しております。

しかし しかし 最近 とっても便利な物を発見!! ライフログであるフィットビットという商品です。(※ライフログとは人間の生活・行い・体験(Life)を、映像・音声・位置情報などのデジタルデータとして記録(Log)する技術、あるいは記録自体のこと)

このフィットビットはアメリカの商品でアメリカのライフログ商品シェアNo1です

着けているだけで脈拍を測り、移動距離、階段の登った階数、基礎代謝量、運動で消費したエネルギー量などを測ってくれます。 Apple Watchにも同じような機能がありますが、このFitbitはなんと5日は着けっぱなしでOK 
Apple Watchは毎晩充電が必要なので実質睡眠のログ(記録)は取れません。 
SONYやEPSONも商品を出しておりますが、このフィットビットが凄いのは充電はたった1時間で5日着けっぱなしでOK(常時脈拍を計測=5秒ごとに計測して5日OKはフィットビットのみです) 
このFitbit、ライフログを着けることで自分の健康管理に役に立てております。

  

これからの健康管理にリストバンド型活動量計であるライフログが活躍することだと思います。
(すでにアメリカ人は5人に一人がライフログを使用中だそうです)

ライフログは
睡眠覚醒リズムはもちろん、脈拍から消費カロリー、登った階段数、アクティブな時間などが分かったりします、友達や家族を招待してデータを共有し、拍手を送ったり、からかったり、ランキングの順位を競い合うことも出来ます。とっても便利!!

  

更に最近の話題ではグーグルが注射針を使わずに採血をするウェアラブルデバイスの特許を12月3日に申請したとの情報

将来はつけているだけで、疾患の診断が出来たり、人体の時間遺伝子の解明が進んで投薬時間の管理など、診断と治療のやり方が格段に違ってくると思います、将来の医療を考えるとワクワクします!!

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