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AIうつ

2025年は『AIエージェント元年』!!
今年AI技術の進化が飛躍的に進むことが期待されています。特に、AIエージェントと呼ばれる『人間が指示しなくても、AIが自律的にタスクを実行できる技術』が注目されています。
総務省が2024年版情報通信白書で、生成AI(人工知能)を利用している国別調査結果をまとめていますが 生成AI(人工知能)を利用している個人の比率は 1位中国56.3% 2位アメリカ46.3% 3位イギリス39.8% 4位ドイツ34.6% に対して 日本は9.1% 日本は生成AI利用について、様々な面で低水準であることが判明しました。
 
 日本経済新聞 2024.7.5. 
 生成AI利活用について国内外で総務省が調査。日本での利用率は9%と消極的な結果に Smileyより

そんな、中東のUAEでは AIの義務教育化を発表したとのニュースが流れ これからAI技術が世界を制する時代の幕開けを感じます。
 
『中東の産油国・UAE(アラブ首長国連邦)の首相が発表したのは、AIの義務教育化、幼稚園から高校までAIを教科と位置づけ、2025年8月の新学期から導入予定、UAEはAIへの投資を国家戦略と位置づけ、2019年には世界初のAIに特化した大学も創設している』UAEのAI研究を先導するのはティモシー・ボールドウィン氏。実は、東工大(現・東京科学大学)で修士・博士課程を修めた日本に馴染みがある方です。

ボールドウィン副学長は
「今は基本的に企業でどんどん(AIを)商品化しているが、もっと大学とか国レベルでもみんなが必要とするようなAIを作ったり、社会のためになる技術を作っていったりとかすることが、どんどんこれから出てくるのではないか」
テレ朝ニュースより


AIを駆使する者が時代を制する状況となっていますが 
近年『AIうつ病(AIうつ、AI depression)』が心配されています、これは正式な医学用語ではありませんが、生成AI(ChatGPTなど)の急速な発展に伴う心の不調や不安感を感じる人が増えていると言われています。 

AI技術の進化・普及により生じる将来不安・無力感・自己価値の低下などが背景にある心理的な不調。特に仕事や学習、創作活動などで『AIに置き換えられるのでは』『自分の存在価値が失われるのでは』と感じる人が増えている。5年後・10年後の自分 今の仕事がそのままあるのか? 漠然とした不安感を感じるようです。

しかし AIは完全なものではなく 主人公はあくまで人間
AIは『人間を代替する存在』ではなく『人を補助するツール』であることには間違いがないので人の強味は『リアルな交流』、それを意識的に取り入れて生活するべきですね。  

 

 

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