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鬼滅の刃から考えるADHD 

ADHDを鬼滅の刃キャラクターから考察してみました!! 

1:ADHDとは?
ADHD(注意欠如・多動症)は「不注意」「多動性」「衝動性」が目立ちやすい発達特性です。
学校や職場、日常生活で「集中できない」「気持ちが抑えにくい」「忘れ物が多い」などの困りごとが起こることがあります。
でも、ADHDの特性は「短所」だけではなく「才能」として生きることもできます。

 2:鬼滅の刃キャラクターで例えると
我妻善逸(あがつまぜんいつ)
怖がりで不注意が多いけれど、集中した時にはすごい力を発揮!
→ ADHDの「過集中」と似ています。

煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)
元気いっぱいで行動力があり、仲間を引っ張る力にあふれている。
→ 「多動性や衝動性」を良い方向に活かしていると考えられます。

堕姫(だき)
気分がコロコロ変わり、怒りっぽいところも。
→ ADHDにある「感情のコントロールの難しさ」を連想させます。

猗窩座(あかざ)
ひとつのことに強くこだわり、まわりが見えなくなる。
→ ADHDの「過集中」が裏目に出たパターンですね

    

3:ADHDの良いところ・困るところ

① 良いところ
・集中すると大きな成果を出せる
・ユニークな発想ができる
・エネルギッシュで人を元気にする

②困るところ
・注意がそれやすい
・気分の波が大きい
・忘れ物やうっかりが多い

4. 大切なこと

ADHDは「性格のせい」ではなく、生まれ持った脳の特性です。
周りの理解やサポートがあれば、才能を活かして活躍できます。
鬼殺隊の仲間が互いを支え合ったように
ADHDを持つ人も周囲のサポートと工夫で生きやすくなります。

また 現在は良い治療薬があります 「不注意」「多動性」「衝動性」で生活に支障があり困っている方は一度 精神科や心療内科での相談をお勧めしております。 

 

 

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