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鬼滅の刃から秋分の日を考える

本日9月23日は、昼と夜の長さがほぼ同じになる特別な日『秋分の日』ですね。
この昼と夜の長さが均衡する「狭間」の春分の日を『鬼滅の刃』から考えてみました。

鬼滅の刃では人間を食らう鬼と、鬼を滅ぼす鬼殺隊の戦いです。鬼は夜に活動し、人間は昼に活動する。この昼夜の境目が、鬼と人の存在を分ける境界線となっています。

鬼殺隊の隊士たちは、その境界線を越え、闇夜の中で命を懸けて戦います。彼らは、夜の恐怖に立ち向かい、朝の光が差し込むまで鬼と戦い続けることで、人間世界を守っているのです。

秋分の日がもたらす昼と夜のバランスは、あたかも鬼と人間が共存する(あるいは対立する)世界のバランスを表しているようですね。

人間は太陽の光を浴びることで、目の奥にある網膜から入った光の情報が、脳の視交叉上核(しこうさじょうかく)に直接作用します、それにより脳内のセロトニン神経が活性化され、セロトニンの生成が促されます。
特に、朝の光を浴びることが効果的だと言われています。朝、カーテンを開けて太陽の光を浴びると、体内時計がリセットされ、脳が「朝だよ」と認識します。このシグナルがセロトニン分泌のスイッチを押し、心身ともに活動モードへと切り替わるのです。

通常生活の明かりは通常の室内照明で500〜700ルクス、やオフィスの窓際2,500ルクスと言われています、朝日は8,000ルクス以上、曇りの日でも2,000ルクス以上はあると言われています。

これから冬至に向けて日照時間が短くなってきます(福岡地方は夏至と冬至で最大約4時間半も日照時間が短くなります) 毎年この時期から精神的に不安定になる方が増えてきます。精神科医師として嫌な時期に入っていきます。

朝日をしっかり浴びて、出来るだけ午前から散歩しましょう
 セロトニンレベルを維持し 健康的な生活を確保しましょうね


おまけ:
セロトニンが不足すると、以下のようなサインが現れやすくなります。

①気分が落ち込む、憂鬱になる
②集中力が続かない
③イライラしやすくなる
④甘いものが無性に食べたくなる
⑤睡眠の質が低下する

 

 

 

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