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AIの技術と精神科医療

AIの技術がまた精神科医療に新しい風を吹き込みそうです!! 

株式会社XNef、ATR、広島大学が共同開発した精神疾患診断補助プログラム「XNef-Brainalyzer解析プログラム」が、2025年3月5日付で厚生労働省よりクラスIIのプログラム医療機器として承認されました。
本品はfMRI(安静時に約10分間のfMRI撮像)で脳内379領域の活動相関を測定し、AIが学習したモデルで解析することで、うつ病など精神疾患の可能性を数値化ことを目的としています。従来の問診や主観的評価に頼らない診断支援を可能にする点が大きな特徴です。また、二段階承認制度を活用して薬事承認を得た国内初のAIプログラム医療機器であり、今後はうつ病における診断脳回路マーカーとしての第二段階承認取得に向け、臨床エビデンスの蓄積を進めているようです。
この研究はAMEDなどの支援を受けて実施され、精神科医療における新たな診断基盤としての活用が期待されています。

精神科・心療内科の分野含めて医療全体でAI技術の導入が進んで行くことが、患者さんの診断と治療に大きな恩恵をもたらすことを願っております。 

ATR|株式会社 国際電気通信基礎技術研究所
XNef、AIでうつ病診断 脳画像解析、精度向上 | 日刊工業新聞 電子版

 

 

 

 

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