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高尿酸血症 痛風発作

今日は高尿酸血症のお勉強会をしました。


近年、食生活の欧米化などのライフスタイルの変化に伴い、尿酸値の高い人が増加傾向であると言われています。尿酸値が高くなると高尿酸血症を発症し、関節などに激痛を伴う痛風発作に発展します。怖いことに、糖尿病や高血圧症、高脂血症などを合併すると、心筋梗塞や狭心症を招くこともあります。

案外 軽く見られている疾患ですが 合併症は怖いものなのです。
血圧合併例高は血清尿酸値を6.0mg/dL以下に維持するのが望ましいと、高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第2版 でも言われています。

今までの定番のアロプリノール(ザイロリック・アロシトール・サロベール)は尿酸生成抑制薬として治療に使用されていますが、腎機能が悪い人やスティーブンジョンソン症候群の副作用の面で少々注意が必要。

高尿酸血症は尿酸産生過剰型と尿酸排泄低下型と混合型のいずれかによって治療方法を変えていましたが、現在はどのタイプにも対応出来るフェブリクがあります。

これから忘年会などで暴飲暴食の季節となります。

健康管理の上で 尿酸値も気をつけてください。

自分で出来る管理方法として、暴飲暴食のセーブ・1日2リットルのお水(心臓・腎臓が悪い人は主治医に相談)・適度な有酸素運動・ストレスのコントロール(実はこれが一番難しいかも?) 

 






 

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