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お盆の実家帰省ストレス

当院も8月13日から15日はお盆休みとして休診としていますがお盆の実家帰省は、多くの人にとって家族との再会や先祖供養の大切な機会ですが、同時に大きなストレスを感じることもあります。
特に結婚や独立をして久しぶりに帰省する場合、親との価値観の違いや生活リズムのずれ、親戚との人間関係、過干渉な言動などが心理的負担になることがあります。既婚者の場合は、義実家との関係や「嫁」「婿」としての役割を期待されることで、心身の疲労を感じやすくなります。また、子ども連れでの帰省では、移動の大変さや家事の負担、子育てへの口出しもストレス要因です。
当院に通院してる患者さんでこの時期が憂うつだと言われる方はとても多いです。

 

お盆という限られた休暇の中で、渋滞や混雑、スケジュール調整のプレッシャーも重なり、心の余裕がなくなることもあります。これらのストレスを軽減するためには、事前に家族と役割分担や滞在期間を話し合うこと、自分のペースを大切にする意識、そして無理にすべてをこなそうとしない柔軟さが重要です。特に夫は義理の両親へ会いに行く妻への配慮が必要だと感じます。
帰省は義務ではなく、関係を良好に保つための手段と捉えることで、心にゆとりが生まれ、穏やかな時間を過ごしやすくなります。

現実のストレスを回避することは私たちには出来ませんが、一時的に気持ちを穏やかにする頓服薬、緊張対策の頓服薬(β-ブロッカー) また 
ストレスから睡眠不足になるようであれば、睡眠薬(オレキシン受容体拮抗薬)、疲れが溜まってつらいときは夏バテ対策の漢方薬など お手伝い出来ることもあります ご活用下さい。

 

 

 

 

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