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春に増える人間関係ストレス 〜ママ友うつ・PTAうつ・マンション管理組合ストレスとあがり症(社交不安障害)〜

新年度になると、子どもの入学や進級、地域活動の開始などにより、人間関係が大きく変わる季節になります。この時期、心療内科では「人間関係のストレス」による相談が増える傾向があります。

特に最近よく耳にするのが「ママ友うつ」や「PTAうつ」です。保護者同士の付き合い、LINEグループでのやり取り、役員決めや会議など、思った以上に気を遣う場面が多く、ストレスを感じる方も少なくありません。
   

また、マンションに住んでいる方の場合、管理組合や理事会などの活動が精神的負担になることもあります。役員を引き受けることになり、人前で発言したり会議に参加したりすることが苦手な方にとっては大きなプレッシャーになります。
  

こうした場面で特に影響を受けやすいのがあがり症(社交不安障害)の方です。人前で話す場面や初対面の人が多い集まりでは強い緊張を感じ、「失敗したらどうしよう」「うまく話せないかもしれない」と不安が大きくなり、会議や集まり自体が大きなストレスになってしまうことがあります。
 

真面目で責任感の強い方ほど、「迷惑をかけてはいけない」「きちんと対応しなければ」と無理をしてしまい、結果として心が疲れてしまうことがあります。
 

しかし、すべての人間関係を完璧にこなす必要はありません。地域や保護者の付き合いは、適度な距離感を保つことも大切です。

もし、人間関係のストレスで不眠、不安、気分の落ち込みなどが続く場合は、心が少し疲れているサインかもしれません。早めに相談することで、薬物療法(セロトニン強化療法)心理面談などにより症状が改善する方は多いです。

春は新しい出会いの季節ですが、同時に心が揺れやすい季節でもあります。頑張りすぎず、自分のペースで人間関係と向き合っていくことが大切だと感じています。

 

 

 

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