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デフォルトモードネットワーク(DMN)を知っていますか?

DMNとは「脳の休憩モード」

私は温泉にゆっくり入ってぼーっとする時間がとても好きです♨♨♨
実はそんな時の私の脳はデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)モードになっていると言われています。
デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)は、脳が外の作業をしていないときに働くネットワークで、主に自分の経験や感情を整理し、人生を理解するための仕組みと考えられています。

DMNは「自分の人生を振り返り、意味づけするための脳のシステム」です。
(たとえば ぼんやり散歩している時・入浴中・電車の中で考え事をしている時などこのような時間に活動します)このデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)は「ひらめき(インスピレーション)」に関係することが多いとも言われています!! 

DMN(デフォルトモードネットワーク)の役割

① 過去の記憶を思い出す
経験や出来事を振り返り、学習や人生の経験として整理します。

② 将来を想像する
未来の計画や行動をシミュレーションします。

③ 自分について考える(自己認識)
自分の価値観や感情を理解する働きがあります。

④ 社会的な理解
他人の気持ちや考えを想像する能力にも関係しています。

このようにDMNは、単に「ぼんやりしている脳」ではなく、
人間が自分の人生を理解し、未来を考え、社会の中で生きていくために重要なネットワーク
です。またデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)は「ひらめき(インスピレーション)」に関係することが多いと言われています。

そのデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)が関与する部位は

 ⅰ海馬
 ⅱ内側前頭前野
 ⅲ後帯状皮質
 ⅳ楔前部  などです。

特に重要な海馬(かいば)(hippocampusヒポカンパス)
海馬は側頭葉の内側にある構造で、記憶形成と空間認知の中心的な役割を担います。

海馬の主な機能は
①新しい記憶を作る(エピソード記憶)
②記憶を長期保存に送る
③空間認識(場所・方向)
④感情と記憶の統合

海馬はストレスホルモン(コルチゾール)の影響を受けやすく、慢性ストレスやうつ病では体積が縮小することが知られています。
一方、うつ病ではDMNが過剰に活動し、ネガティブな反すう思考が起こりやすくなることが知られています。

 

 

 

 

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