4月に入り、花粉の内容がスギからヒノキに移りつつありますね
またPM2.5の濃度が日によってはとても強いことがあり、アレルギー性鼻炎の患者さんにはまだまだ辛い時期が続きますね。
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福岡県のスギ花粉 飛散予測マップ 2026
福岡県のヒノキ花粉 飛散予測マップ 2026
九州北部 PM2.5・黄砂 週間予測
こんな時外来で「どの抗ヒスタミン薬がいいですか?」「眠くならない薬はありますか?」という質問をよく受けます。そこで今回は、抗ヒスタミン薬の使い分けについて簡単にまとめてみます。
花粉症やアレルギー性鼻炎の治療では、「第2世代抗ヒスタミン薬」が基本となる薬です。鼻水・くしゃみ・目のかゆみなどに幅広く効果があり、現在の治療の中心的存在といえます。
抗ヒスタミン薬の特徴を考えるうえで重要なのが「眠気」です。これは薬が脳内のH₁受容体をどの程度ブロックするかによって決まり、PET研究では中枢H₁受容体占有率によって、①非鎮静型、②軽度鎮静型、③鎮静型に分類されています。占有率が高いほど眠気や集中力低下が起こりやすくなります。
花粉症の外来では、「一番強い薬をください」と言われることがあります。しかし実際には、花粉症の薬は“強さ”だけで決めるものではなく、症状のタイプや眠気の有無、生活スタイルなどを考えて選ぶことが大切です。とはいえ、臨床現場の実感として「効果を実感しやすい薬」は確かに存在します。今回は医師目線でみた“花粉症薬の強さランキング”を簡単に紹介します。
第1位 ルパフィン(ルパタジン)やはり一番強いのはコレですね!!
抗ヒスタミン作用に加えてPAF(血小板活性化因子)も抑える特徴があり、鼻水・くしゃみだけでなく鼻づまりにも比較的効果を感じる患者さんが多い薬です。効果の強さを実感するケースが多く、重症の花粉症でも処方されることがあります。副作用の眠気が気になるところ。
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第2位 ジルテック/ザイザル(セチリジン・レボセチリジン)当院での基本処方です
抗ヒスタミン作用がしっかりしており、症状改善効果は高い薬です。特にくしゃみや鼻水には効果が強いと感じる患者さんが多いですが、人によっては眠気が出ることがあります。
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第3位 ビラノア(ビラスチン)→バランスで考えればこれかも?
効果の強さと眠気の少なさのバランスが非常に良い薬です。最近は第一選択として使う医師も増えており、外来でも処方が増えています。
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車の運転制限がない(眠くなりにくい)主な花粉症の飲み薬は現時点では
ビラノア(ビラスチン)、デザレックス(デスロタラジン)、アレグラ(フェキソフェナジン)、クラリチン(ロラタジン)の4種類です。
これらは脳内への移行が少なく、運転に支障が出にくい第2世代抗ヒスタミン薬です
第4位 デザレックス(デスロラタジン)→最近処方が増えてきました
眠気が少なく、1日1回で効果が続く使いやすい薬です。強さはややマイルドですが、副作用が少ないため幅広い患者さんに使いやすい薬です。
車の運転制限がない(眠くなりにくい)主な花粉症の飲み薬は現時点では
ビラノア(ビラスチン)、デザレックス(デスロタラジン)、アレグラ(フェキソフェナジン)、クラリチン(ロラタジン)の4種類です。
これらは脳内への移行が少なく、運転に支障が出にくい第2世代抗ヒスタミン薬です
第5位 アレグラ(フェキソフェナジン)→安定の定番薬
安全性が高く眠気が非常に少ない薬で、長年使われている定番薬です。症状が軽め~中等症の患者さんに向いています。1日2回の服用が必要です。
車の運転制限がない(眠くなりにくい)主な花粉症の飲み薬は現時点では
ビラノア(ビラスチン)、デザレックス(デスロタラジン)、アレグラ(フェキソフェナジン)、クラリチン(ロラタジン)の4種類です。
これらは脳内への移行が少なく、運転に支障が出にくい第2世代抗ヒスタミン薬です
花粉症では「くしゃみ・鼻水タイプ」と「鼻づまりタイプ」で薬の選び方が変わります。鼻づまりが強い場合はロイコトリエン拮抗薬を併用したり、点鼻ステロイドを組み合わせることも重要です。
また 当院では 対症療法の抗ヒスタミン薬以外で 体質改善としてのヒスタグロビン療法も行っています。ご希望の方はどうぞ!!
日常生活の中に花粉症を悪化させる“NG習慣”が隠れていることも少なくありません。今回は、花粉症の人が気をつけたいNG習慣を7つご紹介します。
① 洗濯物を外に干す
花粉シーズンに外干しをすると、衣類やタオルに大量の花粉が付着します。できるだけ室内干しや乾燥機を利用するのがおすすめです。
② 帰宅後すぐに部屋に入る
髪の毛や衣服には多くの花粉が付着しています。帰宅後は玄関前で衣服を軽く払うだけでも室内への花粉侵入を減らせます。
③ マスクをしない
マスクやゴーグルは花粉対策の基本です。適切に着用することで吸い込む・目に付着する花粉量を大きく減らすことができます。
④ 目や鼻を頻繁にこする
花粉が付いた手で目や鼻を触ると症状が悪化しやすくなります。こすらず、洗顔や人工涙液などで洗い流すことが大切です。(こすることでそれが刺激になり、痒みが増幅する→イッチ・スクラッチ・サイクル(Itch-scratch cycle))
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⑤ 薬を症状が出てから飲む
花粉症は「初期療法」が重要です。花粉が飛び始める少し前から薬を服用すると、症状を軽く抑えられることが知られています。今年症状が辛かった人は来年の花粉飛散の1~2週間前から抗ヒスタミン薬服用開始すると、症状の程度が軽くなります、
⑥ 睡眠不足やストレス
睡眠不足やストレスは免疫バランスを乱し、アレルギー症状を悪化させることがあります。規則正しい生活が症状の軽減につながります。
⑦ 花粉が多い時間帯に外出する
花粉は一般的に昼前後から夕方にかけて多く飛散します。可能であればこの時間帯の外出を避けることも対策の一つです。
花粉症治療は「自分に合った薬」を見つけることがとても大切です。眠気、仕事、運転の有無、症状のタイプなどを考えながら、医師と相談して最適な治療を選んでいきましょう。

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