トップ  > 病院長ブログ  > 若いからと油断禁物!帯状疱疹のリスクを高める「6つの持病」

若いからと油断禁物!帯状疱疹のリスクを高める「6つの持病」

当院でも行っている帯状疱疹予防ワクチンですが一般的には50代を境に発症グラフの曲線が大きく上昇すると言われています、事実 日本の帯状疱疹患者の約7割が50歳以上と言われています。

発症し易くなる理由として
免疫力の低下: 加齢に伴い、体内でウイルスを抑え込んでいる「細胞性免疫」が弱まります
ウイルスの再活性化: 子供の頃にかかった水痘(水ぼうそう)ウイルスが神経節に潜伏しており、免疫の低下に乗じて再び暴れ出します。
※ピークは70代: グラフの頂点にあるように、70代で最も発症率が高くなります。

(併存疾患を有する18歳以上の成人における帯状疱疹の年齢別リスク- 米国における後向きコホート研究)「50歳未満でも帯状疱疹のリスクが高まるケース」が目にとまったのでご紹介しますね。 

 リスクを押し上げる6つの疾患
 米国での大規模調査によると
以下の疾患を持つ30歳以上の方は、持病のない50代よりも高い罹患リスクがありました。 
1.気管支喘息
2.COPD(慢性閉塞性肺疾患)
3.うつ病
4.糖尿病
5.ストレス
6.外傷 

慢性腎臓病(CKD)についても、加齢に伴いリスクが有意に上昇)
さらに、これらの持病の数が増えるほど、発症率は高まる傾向となる

「まだ若いから大丈夫」と過信するのは禁物です。特に上記に当てはまる方は持病のない50代よりも高い罹患リスクがあるのです!! 
免疫力が低下した際にウイルスが活性化しやすい状態にあります。
「ピリピリした痛み」や「赤い水ぶくれ」が現れたら、迷わず早めに受診してください。早期治療が、後遺症である「帯状疱疹後神経痛」を防ぐ最大の鍵となります。気になる方は、診察時にいつでもご相談くださいね。

 

 福岡市では2025年4月から帯状疱疹ワクチンの公費助成が始まっており、令和8年度(2026年度)も継続して実施中

令和8年度(2026年度)の助成対象年齢

福岡市では「定期接種」と、市独自の「任意接種助成」の2つの枠組みがあります。
 1.定期接種対象(5歳刻み) 令和8年度中に以下の年齢になる方: 65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳 (※対象者には2026年5月頃に個別通知が届く予定です)

   2.任意接種助成対象 接種日当日に、50歳、55歳、60歳である方

   3.特定の障がいがある方 60歳〜65歳未満で、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫機能障がいがある方

接種までの流れ

  1.対象年齢の確認 ご自身が今年度の助成対象(50, 55, 60歳、または65歳以上の5歳刻み)かを確認します。

  2.医療機関へ予約 福岡市内の実施協力医療機関へ直接予約してください。
※全ての病院で実施しているわけではないため、事前の確認が必須です。

  3.持参するもの
  本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証など)
(届いている場合)市からの予診票
(免除対象の方)非課税証明書や生活保護受給証など

注意点

助成は生涯1回限りです(過去にこの助成を受けた方は対象外)
シングリックス(不活化ワクチン)の場合、2回接種を年度内に完了
させる必要があるため、遅くとも1月末までに1回目を打つことが推奨


資料:併存疾患を有する18歳以上の成人における帯状疱疹の年齢別リスク- 米国における後向きコホート研究
資料:福岡市の令和8年度帯状疱疹の予防接種について
資料:アイさくらクリニック、予防接種(インフルエンザ・帯状疱疹)のページ

 

〒 810-0001

福岡市中央区天神1丁目2-12 メットライフ天神ビル4階 (2016年10月1日から天神122ビル→メットライフ天神ビルに変更 2017年10月1日で併記(移行)期間終了)

TEL:092-738-8733