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LDLコレステロール(悪玉コレステロール)を下げる主なお薬一覧

LDLコレステロールを下げる治療の基本はスタチンですが、近年はエゼチミブやPCSK9阻害薬など、より強力な治療選択肢も増えています。現在の国内外ガイドラインでは、まずスタチンを使用し、目標値に達しない場合にエゼチミブやPCSK9阻害薬を追加することが推奨されています。

分類 一般名 主な商品名 LDL低下効果の目安
スタチン(強力) アトルバスタチン リピトール 35~50%
スタチン(強力) ロスバスタチン クレストール 40~55%
スタチン ピタバスタチン リバロ 30~45%
スタチン プラバスタチン メバロチン 20~35%
コレステロール吸収阻害薬 エゼチミブ ゼチーア 約18~20%
PCSK9阻害薬 エボロクマブ レパーサ 約50~60%
PCSK9阻害薬 アリロクマブ プラルエント 約50~60%
siRNA製剤 インクリシラン レクビオ 約50%
ATPクエン酸リアーゼ阻害薬 ベンペド酸 (海外承認) 約15~25%
陰イオン交換樹脂 コレスチミド コレバイン 10~20%

スタチンはLDLコレステロールを平均30~50%以上低下させるため、現在も第一選択薬です。

エゼチミブ(ゼチーア)小腸でのコレステロール吸収を抑制し、単独で約18~20%、スタチン併用でさらに20%前後の追加低下効果があります。

PCSK9阻害薬(レパーサ・プラルエント)は注射薬で、LDLコレステロールを50~60%程度低下させる非常に強力な薬です。心筋梗塞や脳梗塞の再発予防効果も示されています。(当院では採用しておりません)

リピトール(アトルバスタチン)

  • 世界で最も使用実績の多いスタチンの一つ
  • LDL低下効果が強い
  • 糖尿病や高血圧を伴う患者さんにもよく使用
  • 10mgを1日1回服用する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、重症の場合は1日20mgまで増量できる。 

クレストール(ロスバスタチン)

  • LDLを強力に下げる代表的な薬
  • 心筋梗塞・脳梗塞予防効果が高い
  • 1日1回服用
  • 1日1回2.5mgより服用を開始するが、早期にLDL-コレステロール値を低下させる必要がある場合には5mgより服用を開始してもよい。なお、年齢・症状により適宜増減し、服用開始後あるいは増量後、4週以降にLDL-コレステロール値の低下が不十分な場合には、漸次10mgまで増量できる。10mgを服用してもLDL-コレステロール値の低下が十分でない、家族性高コレステロール血症患者などの重症患者に限り、さらに増量できるが、1日最大20mgまでとする。

リバロ(ピタバスタチン)

  • 日本で開発されたスタチン
  • HDL(善玉コレステロール)を増やしやすい 中性脂肪も下げる
  • 1~2mgを1日1回経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減し、LDL-コレステロール値の低下が不十分な場合には増量できるが、最大服用量は1日4mgまで

ゼチーア(エゼチミブ)

  • 小腸からのコレステロール吸収を抑える
  • スタチンとの併用が多い
  • 筋肉痛が少ない
  • 1回10mgを1日1回食後経口服用する。なお、年齢、症状により適宜減量する。

コレバイン(コレスチミド)

  • 腸で胆汁酸を吸着し、コレステロールの排泄を促す
  • 体内に殆ど吸収されず血液中に入らないため、全身への影響が少ないのが特徴
  • 主な副作用は便秘やお腹の張り
  • 1回1.5g(錠は3錠、ミニは1.81g)を1日2回、朝夕食前に水とともに経口服用する。ただし、症状、服用状況を考慮して朝夕食後服用とすることもできる。なお、年齢、症状により適宜増減するが、最高用量は1日4gとする。

レパーサ(エボロクマブ)

  • 2週間または4週間ごとの注射
  • LDLを50%以上低下
  • 家族性高コレステロール血症にも使用

プラルエント(アリロクマブ)

  • レパーサと同じPCSK9阻害薬 注射
  • 強力なLDL低下作用
  • 心血管イベント予防効果あり

レクビオ(インクリシラン)

  • 年2回皮下注射
  • 通院回数が少なく済む
  • 今後さらに使用拡大が期待される薬剤

 

 

 

 

 

 

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