近年、日本人男性の性機能低下が大きな話題となっています。
(日本人男性の性機能障害をめぐっては、2023年に日本性機能学会が発表した『性機能障害全国実態調査』より)
30年前と比べ、性交頻度・勃起機能・朝の勃起のいずれも低下し
特に30歳以上ではセックスレスの増加が顕著です。これは単なる加齢ではなく、現代社会における生活習慣の変化が深く関与していると考えられます。日本の少子化問題の一因とも考えられます。
※性交頻度(性交なし、数カ月に1回未満、月1回、週1回、週2回、週3回以上)
勃起の硬さスケール(EHS:0~4点、低いほど重症)
早朝勃起の頻度(全く自覚しない、週1回未満、1週1回、週に数回、毎日)を主な評価項目として
対象を年齢を5歳ごとに層別化。その上で、91年調査を対照として23年調査のデータを検討
性交頻度は全ての年齢層で低下傾向が見られています。
日本家族計画協会の定義に基づき性交頻度が月1回未満の者を「セックスレス」として解析したところ、
セックスレスの割合は20歳代を除く全ての年齢層で有意に増加していた結果でした。
EHS(勃起の硬さスケールEHS2以下割合)は75~79歳を除く全ての年齢層で有意に低下しており、
早朝勃起の頻度は全ての年齢層で有意な低下が認められています。
EHS(勃起の硬さスケール)のグレード詳細
グレード0: 陰茎は大きくならない。
グレード1: 陰茎は大きくなるが、硬くはない。
グレード2: 陰茎は硬いが、挿入に十分なほどではない。
グレード3: 陰茎は挿入には十分硬いが、完全には硬くはない。
グレード4: 陰茎は完全に硬く、硬直している。
この背景には、睡眠不足、ストレス、運動不足、さらにはデジタル中心の生活がありますが、見逃してはいけないのが「テストステロン(男性ホルモン)」の低下です。テストステロンは性機能だけでなく、意欲・集中力・筋力・代謝など、男性の活力そのものを支えています。低下すると「元気が出ない」「やる気が続かない」といった症状が現れ、結果として性機能にも影響します。
もう一つ重要なのは、テストステロンと並んで「コレステロール管理」です。実は、テストステロンと脂質代謝は密接に関係しており、この2つを適切にコントロールすることは、「脳の若さ」と「血管の年齢」を保つこととほぼ同義と言えます。血管が若ければ陰茎への血流も保たれ、勃起機能の維持につながりますし、脳血流の改善は意欲や集中力の回復にも寄与します。
近年注目されている男性ホルモン補充療法(テストステロン注射)は、適切な評価のもとで行えば、性欲や勃起機能の改善に加え、全身の活力向上にも効果が期待できます。ただし、適応をしっかり見極めた上で安全に行うことが大前提です。
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当院では、ホルモン値の測定に加え、脂質異常症の評価も含めたトータルな視点で診療を行っています。単に「性機能を改善する」だけでなく、「血管と脳を若く保つ医療」としてご提案しています。
セックスレスは決して特別な問題ではなく、身体からのサインの一つです。「年齢のせい」と諦める前に、ご自身のホルモンと血管の状態を見直してみてはいかがでしょうか。人生の質を高めるヒントは、意外と身近なところにあるのです。
※当院男性ホルモン補充療法ページ
参照 日本人男性の性機能、若年・中年ともに低下 1991年データとの比較で明らかに
医療・医学ニュース メディカルトリビューン より
https://medical-tribune.co.jp/news/articles/?blogid=7&entryid=564656
産後のセックスレスで離婚寸前から「2回目もしたい」と思えるようになるまで。カラダの相性を高めあえた夫婦の話:ランドリーボックスより
https://laundrybox.jp/magazine/sangonosexless_interview/

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