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うつ病は「良くなった後」が大切 ~再発を予測する残存症状とは?~

うつ病治療では「症状が改善した=治った」と考えがちですが、実は再発予防こそ重要な課題です。

2026年に報告されたレビュー研究では、うつ病が改善した後に残る「残存症状」が再発にどのように影響するかが検討されました。

11件の研究を解析した結果、再発リスクと最も強く関連していたのは
『睡眠障害』『不安症状』
でした。
私がうつ病・うつ状態の治療で常に気をつけていることは睡眠覚醒リズムが安定しているか?睡眠の質は良いか? 不安感が強くなってないか、グルグル思考(反芻思考)が復活してないか?などです

「気分は良くなったけれど、眠れない」「夜中に何度も目が覚める」「常に心配事が頭から離れない」といった状態は要注意です。

一方で、疲労感、食欲低下、体重変化、興味や楽しみの減少などは、今回の研究では再発との関連が一貫して認められませんでした。

当院ではSDSPHQ-9GAD-7などを活用したMBC(Measurement-Based Care)を重視し、患者さん自身にも症状の変化を見える化しています。
うつ病治療の目標は「抑うつ気分が軽くなること」だけではありません。睡眠と不安の改善まで含めて治療することが、再発予防の鍵と考えられます。
「だいぶ良くなったけれど、眠りだけはまだ不安定」「気持ちは落ち着いたが心配性が続いている」という方は、自己判断で治療を終了せず、主治医と相談しながら再発予防に取り組みましょう。

うつ病は再発を繰り返すほど治療が難しくなることが知られています。だからこそ、症状が軽くなった後の“最後のひと押し”が大切なのです。

参考文献:大うつ病の再発を予測する残存症状は何か?概観レビュー:大うつ病の再発を予測する残存症状は何か?概観レビュー

 

 

 

 

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