「人前で話すと強く緊張する」「相手の反応が気になって会話が怖い」「失敗して変な人と思われるのではないかと不安になる」
このような症状が日常生活に支障をきたしている場合、社交不安症(社交不安障害)の可能性があります。
社交不安症は、単なる「人見知り」や、いわゆる「コミュ障」とは異なります。
コミュニケーション能力そのものに問題があるのではなく、人からどう思われるか、否定的に評価されないかという強い不安や恐怖が中心となる病気です。
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症状が強くなると、学校での発表や会議だけでなく、雑談、電話、美容院、買い物など日常的な場面まで避けるようになり、不登校や休職、引きこもりにつながることもあります。
社交不安症は思春期頃に始まることが多く、「自分は性格が弱い」「もっと頑張らなければ」と長年一人で悩んでしまう方も少なくありません。しかし、これはれっきとした治療可能な病気です。
治療の中心は、SSRIなどを用いた薬物療法(セロトニン強化療法)と、考え方や行動のパターンを少しずつ修正していく認知行動療法(CBT)です。適切な治療によって、不安に振り回されず、本来の自分らしい生活を取り戻せる方はたくさんいます。
最近6か月くらいを振り返って、当てはまるものにチェックしてみてください。
いくつ当てはまれば社交不安症、という単純な診断はできません。特に重要なのは、「人からどう思われるか」という強い不安が続き、そのために避ける行動が増え、学校・仕事・人間関係などに支障が出ているかという点です。(◯個以上当てはまるから重症ではなく、生活にどれくらい支障があるかが問題なのです)
人前で緊張する「あがり症」は誰にでもあります。しかし、強い不安や恐怖が6か月以上続き、日常生活に影響している場合には、社交不安症の可能性があります。
「人と話すことが怖くて生活がつらい」と感じているなら、無理に性格を変えようとする必要はありません。心療内科・精神科に相談することが、改善への第一歩になるかもしれません。

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