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睡眠薬をやめたい方へ―薬によって違う「減らし方」のポイント

不眠症の治療ではさまざまな睡眠薬が使われますが、「いつまで飲むのか」「どうやって減らすのか」はとても重要です。今回、ドイツ・オーストリアの睡眠医学専門家グループから、睡眠薬の切り替え・減量について実践的な推奨事項が報告されました。


ポイントは、睡眠薬はすべて同じ方法で中止するわけではないということです。

1~2週間程度の短期使用や、オレキシン受容体拮抗薬のダリドレキサントメラトニンなど、離脱症状が起こりにくい薬では、必ずしも漸減を必要としないとされています。

一方、ベンゾジアゼピン受容体作動薬、抗うつ薬、抗精神病薬、ガバペンチノイドを2週間を超えて使用している場合は、原則として週10~25%程度ずつ段階的に減量することが推奨されました。特に高用量や1年以上の長期使用では、さらにゆっくり減らすことが大切です。

また、ベンゾジアゼピン系睡眠薬からの切り替えでは、ダリドレキサントなどを重ねて使用しながら移行する方法が、離脱症状を軽減する可能性も示されています。

さらに重要なのが、薬を減らすだけではなく、睡眠習慣の改善や認知行動療法などを一緒に行うことです。

  

睡眠薬は「急にやめればよい」「一生飲み続けるしかない」というものではありません。薬の種類、服用量、期間、現在の睡眠状態を確認しながら、一人ひとりに合った方法で安全に減量・切り替えを行うことが大切です。

参考文献:不眠症に対する睡眠薬の切り替えまたは減量に関する推奨事項

 

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