暑さが落ち着き、夜が少しずつ長くなる秋。季節の変わり目に、毎日の眠りを振り返ってみませんか。
「睡眠時間はとっているのに、朝から疲れている」
「体は疲れているのに、布団に入ると考え事が止まらない」
そんなときに目を向けたいのが、寝る前の過ごし方です。
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、睡眠時間だけでなく「睡眠休養感」も重視されています。これは、睡眠によって「ちゃんと休めた」と感じられる感覚のことです。
40〜64歳を対象とした研究では、睡眠時間が短く、さらに休養感もない人で死亡リスクの上昇が確認されています。休養感があれば短い睡眠でも十分という意味ではなく、必要な睡眠時間と「休めた」と感じられる眠り質の両方が大切です。
仕事や家事を終えても、頭の中では明日の予定や気になることを考え続けてしまう。そんな夜には、心地よい香りを取り入れるのもくつろぐ方法の一つです。
嗅覚は、感情や記憶に関わる脳の領域と密接につながっています。ある香りをかいで、懐かしい場面を思い出した経験がある方もいらっしゃるでしょう。
寝る前の静かな時間に同じ香りを取り入れることで、その香りが「そろそろ休もう」という合図になることがあります。
例えば、ラベンダーのやわらかな香りや、シダーウッドなど木を思わせる落ち着いた香り。私のお気に入りはベルガモット。
実は紅茶のアールグレイで知られるベルガモットにはリラックスや安眠だけでなく、短時間睡眠時の疲労感や集中力低下を和らげる可能性があるという研究もなされているそうです。
好みには個人差があるので、「自分が心地よく感じるか」を大切に選んでみてください。香りが苦手な方は、無理に取り入れる必要はありません。
寝る1時間ほど前から照明を落とし、仕事や家事を少しずつ切り上げる。寝る直前はスマートフォンから離れ、寝室の温度や明るさを整える。
その時間に、お好みの香りをほのかに感じながら、ゆっくり呼吸してみるのもよいでしょう。芳香器などを使う場合は製品の使用方法を守り、強すぎない香りで、就寝前の短い時間から試してみてください。
香りは、眠りを整えるスイッチになるものです。まずは睡眠時間を確保し、毎晩続けやすい過ごし方を見つけることから始めてみませんか。
眠れない、寝ても疲れが取れない状態が続く場合は、心身の不調や睡眠の病気が関わっていることもあります。気になる症状は、診察の際にご相談ください。
参考:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」
いくら寝ても寝足りないスタッフ
でした。

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