「仕事で同じミスを繰り返す」「忘れ物が多い」「時間や約束を守れない」「片付けが苦手」――こうした悩みを抱えている方はいませんか?
その背景に、ADHD(注意欠如・多動症)という発達障害が関係していることがあります。
ADHDは、生まれつきの脳の発達や情報処理の特性に関連し、不注意・多動性・衝動性を主な特徴とする神経発達症です。
決して本人の努力不足や性格の問題ではありません。
仕事での症状
仕事で同じようなケアレスミスを何度も繰り返す
メールの返信や重要な連絡を忘れてしまう
会議中に話を聞いていても、途中から内容が頭に入らなくなる
複数の仕事を頼まれると、何から始めてよいか分からなくなる
優先順位をつけることが苦手で、重要な仕事を後回しにしてしまう
書類の提出期限や約束の時間を忘れる
仕事を始めても、別のことが気になって途中で中断してしまう
単純作業や事務作業に集中し続けることが難しい
仕事の段取りや計画を立てることが苦手
必要な資料や書類をよく紛失する
日常生活での症状
スマートフォン、財布、鍵などを頻繁になくす
買い物に行っても、買う予定だったものを忘れる
人の話を聞いている途中で、別のことを考えてしまう
部屋の片付けや整理整頓が苦手
家事を始めても途中で別のことを始め、最後まで終わらない
支払い、手続き、予約などを忘れる
時間の見積もりが苦手で、遅刻することが多い
やらなければならないことを先延ばしにする
周囲の音や人の動きが気になり、集中できない
興味のあることに没頭して、ほかの予定を忘れてしまうことがある
会議や授業で長時間座っていることが苦痛
椅子に座っていても、足を揺らしたり体を動かしたりする
手元のペンや小物を無意識にいじってしまう
じっと待つことが苦手で、何かをしていないと落ち着かない
長時間の映画や講演に集中して座っていることが難しい
休憩時間でも落ち着いて休むことができない
必要以上におしゃべりをしてしまう
話している途中で話題が次々と変わってしまう
常に何かの活動をしていて、周囲から「忙しそう」と言われる
静かに過ごすことが苦手
頭の中がいつも忙しく、考えが次々と浮かぶ感覚がある
リラックスしたいと思っても、何となくそわそわしてしまう
相手の話が終わる前に、つい話し始めてしまう
会議中に思いついたことをすぐに発言してしまう
会話に割り込んでしまう
順番を待つことが苦手
思いつきで買い物をして、後から後悔する
十分に考えずに約束や予定を入れてしまう
感情が高ぶったときに、考える前に発言してしまう
相手の質問が終わる前に答えてしまう
他人が行っている仕事に、つい口や手を出してしまう
興味を持ったことをすぐに始めるが、途中で別のことに移ってしまう
メールやSNSで思いついたことをすぐに送信してしまう
衝動的な行動によって、人間関係でトラブルになることがある
ADHDの特性によって仕事や人間関係で失敗が重なると、次のような問題が生じることもあります。
何度注意されても改善できず、自信を失ってしまう
「自分は仕事ができない人間だ」と思い込んでしまう
上司や同僚との人間関係が悪化する
仕事の遅れを取り戻そうとして、長時間労働になる
ストレスが重なり、不眠や抑うつ症状が現れる
適応障害やうつ病、不安症を併発することがある
上記の症状は、ADHDの方にみられる特徴や日常生活上の困りごとの例ですが、いくつ当てはまるかだけでADHDと診断できるわけではありません。
診断では、12歳以前から症状が存在すること、家庭や職場など複数の場面で認められること(特定の場面だけの問題ではないこと)、生活に明らかな支障があることなどを確認します。
うつ病や適応障害、その他の精神疾患による影響ではないこと。
また、先延ばし、過集中、感情のコントロールの難しさなどはADHDに関連することがありますが、いずれも単独で診断を確定する症状ではありません。
参考ホームページ:政府広報オンライン 大人になって気づく発達障害

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