線維筋痛症　新しい治療薬　リリカへの期待！！

先日もブログに書かせてもらった、線維筋痛症　FM（fibromyalgia)

まだ　一般的には知れ渡っていない疾患ですが　慢性的な痛み の病気です。

腰痛症や五十肩にみられる痛みの様に、３か月以上長く続く痛みを『慢性的な痛み』といいます。

線維筋痛症は、これらと同じ慢性的な痛みを主症状とする疾患の一つです。　有病率が高く、推定２００万人以上が線維筋痛症患者であると報告している疫学調査もあります。

米国リウマチ学会(ACR)の1990年分類基準では

①体の広範囲にわたる痛み

②痛みが３ヶ月以上持続

③１８ヵ所の腱付着部の圧痛点のうち１１ヵ所以上で痛みが存在(４ｋｇの圧痛)　
を線維筋痛症と定めています。

線維筋痛症の主症状は全身の痛みで

随伴症状として
①身体症状 ：疲労、こわばり　など

②神経症状：頭痛、頭重感、しびれ　など

③精神症状：不安感、抑うつ気分、睡眠障害　など

がみられます。

日本では2003年より厚生労働省に研究班が構成され、2009年に日本線維筋痛症学会が発足、2011年に『線維筋痛症ガイドライン2011』
が同学会より発刊されています。

痛みが持続すると、心も折れます。

もし線維筋痛症の可能性のある方がおられたら、心身相関性をもって、心と体が健康になるよう治療のお手伝いしたいと思います。

リリカの線維筋痛症に対しての治験を当院で行いました。

これからブログで時々線維筋痛症の豆知識を書いていきたいと思っております。


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