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円形脱毛症は「心からのメッセージ」かもしれません

円形脱毛症の原因として自己免疫の異常が指摘されています。また以前からストレスとの関係も指摘されてきました。今回報告された研究では、円形脱毛症患者さんの約3人に1人が「アレキシサイミア(失感情症)」の特徴を持つことが明らかになりました。

アレキシサイミア(失感情症):自分の感情に気付きにくく、その気持ちを言葉で表現することが苦手な心理学的特性です。病気そのものではありませんが、ストレスや不安を自覚しにくいため、心の負担が身体の症状として現れることがあります。不眠、頭痛、胃腸症状、慢性的な疲労感などのほか、心身症との関連も指摘されています。 
  

今回の研究では、アレキシサイミアを持つ患者さんほど、不安や抑うつ症状が強い傾向があり、円形脱毛症の発症年齢も平均で約10年早いことが示されました。一方で、脱毛の重症度とは必ずしも関係しておらず、「髪の状態」だけでは患者さんの苦しさを十分に評価できないことも分かりました。

 

円形脱毛症の治療というと、塗り薬や飲み薬、局所注射などに目が向きがちですが、心の状態にも目を向けることは非常に重要です。十分な対話を通して、自分でも気付いていなかった不安やストレスに気付き、心と身体のつながりを理解することは、症状改善の大切な一歩となります。
また、必要に応じて、脳内のセロトニンやノルアドレナリンなどの働きを整えるモノアミン強化療法(SSRI、SNRI、NaSSA(ナッサ)、S-RIM(エスリム)など)を用いたストレス耐性を高めるための治療を行うことで、心が少し楽になり、ストレスへの対処力が向上することがあります。その結果、心身のバランスが整い、円形脱毛症を含めた心身症の改善につながることが期待されます。

参考文献:円形脱毛症における不安と抑うつに対する失感情症の重要性:コホート研究

 

 

 

 

 

 

 

 

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