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帰省ストレスから心を守るためにできること

帰省ストレス・帰省うつとは 

夏休みやお盆が近づくと、「家族と会えるのが楽しみ」という方がいる一方で、「帰省が憂うつ」「相手の実家へ行くことを考えるだけで疲れる」という相談が増えてきます。近年では、このような状態を「帰省ストレス」「帰省うつ」と呼ぶこともあります。

結婚すると、自分の家族だけでなく、配偶者の家族との関係も大切になります。しかし、育ってきた家庭環境や価値観、生活習慣はそれぞれ異なります。食事の時間や家事のやり方、子育てに対する考え方など、小さな違いが積み重なることで、知らず知らずのうちに大きなストレスとなることがあります。

また、「失礼があってはいけない」「良い印象を持ってもらいたい」という気持ちから、普段以上に気を遣い続けることで、脳は長時間緊張状態になります。
この状態ではストレスホルモンであるコルチゾールが増え、自律神経のバランスが乱れやすくなります。その結果、疲労感、不眠、肩こり、胃痛、頭痛、イライラなど、心だけでなく身体にもさまざまな症状が現れることがあります。

帰省を「我慢するイベント」にしないためには、無理のない滞在期間を選ぶことや、一人で散歩に出る時間を作ること、そして何より夫婦がお互いの味方になることが大切です。「疲れたら休んでいい」という考えを持つだけでも、心への負担は軽くなります。

もし帰省のたびに強い不安や気分の落ち込みを繰り返したり、帰省後もしばらく体調が戻らなかったりする場合は、ストレス耐性そのものが低下しているサインかもしれません。そのような場合には、十分な対話によるストレスへの気づきに加え、必要に応じて単発で使用する安定剤や交感神経の暴走をブレーキをかけるβブロッカー、また元々のストレス耐性を高めるための治療(SSRI・SNRI・NaSSA・S-RIMなど)にて心が軽くなり、ストレスに振り回されにくくなることがあります。

帰省は、大切な家族と過ごす貴重な時間です。その時間を無理や我慢だけで終わらせるのではなく、自分の心にも目を向けながら過ごすことが、家族みんなの笑顔につながるのではないでしょうか。

 帰省ストレスを減らす5つのポイント  
コツ ポイント  
① 夫婦で事前に話し合う 日程・役割分担・不安を共有する 「何日滞在する?」「誰が運転する?」「家事や育児はどう分担する?」などを事前に話し合っておくことが大切です。お互いの不安を共有するだけでも、心の負担は軽くなります。
② 頑張りすぎない 完璧を目指さず、できる範囲で 相手のご家族に良く思われたい気持ちは自然なものですが、「完璧な嫁・婿」である必要はありません。できる範囲で協力し、無理をしすぎないことが長続きの秘訣です。
③ 一人時間を確保する 散歩や買い物などで気分転換 長時間、気を遣い続けると心も身体も疲れてしまいます。散歩に出たり、コンビニへ買い物に行ったり、少し車で休憩したりするだけでも、自律神経がリセットされやすくなります。
④ 違いを受け入れる 「正しい・間違い」ではなく「価値観の違い」と考える 育った家庭が違えば、生活習慣や考え方が違うのは当然です。「間違っている」のではなく、「違うだけ」と考えることで、ストレスは大きく減ります。
⑤ 帰省後に休息する 睡眠・運動・趣味で心身をリセット 予定を詰め込みすぎず、帰宅後は十分な睡眠、軽い運動、好きな趣味など、自分をいたわる時間を作りましょう。疲れを翌日に持ち越さないことが、心の回復につながります。

 

最後に 帰省中の3つの合い言葉 これを心の中に保ち 帰省期間頑張って下さい

 ① 「ありがとう」を忘れない
家族やパートナーへの感謝の言葉は、良い雰囲気を作る一番の方法です。
② 「無理をしない」
疲れたら休むことは、決してわがままではありません。
③ 「夫婦はチーム」
実家では親子関係が前面に出やすくなりますが、一番大切なのは夫婦がお互いの味方でいることです。

 

 

 

 

 

 

 

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