「以前より性欲が低下した」「性交時の痛みや腟の乾燥が気になる」「パートナーとの時間を楽しめなくなった」――このような悩みは決して珍しいものではありません。女性の性機能は、加齢や更年期による女性ホルモンの低下だけでなく、ストレスや睡眠不足、うつ・不安、生活習慣など、さまざまな要因が影響します。
2026年にThe Journal of Sexual Medicineに発表されたシステマティックレビュー・メタ解析では、4週間以上の運動を継続した女性は、性欲、性的興奮、腟の潤い、オルガズム、満足度、性交時の痛みなど、女性性機能指数(FSFI)のすべての項目で有意な改善が認められました。
参考文献:・女性の性機能障害に対する運動の有益な効果に関する系統的レビューとメタ分析
対象となった運動は、有酸素運動や筋力トレーニング、ヨガ、骨盤底筋トレーニング、ダンスなどさまざまで、「特別な運動」よりも継続して身体を動かす習慣が重要であることが示されています。
運動は血流や自律神経の働きを改善し、ストレスを軽減し、自己肯定感やボディーイメージの向上にもつながるため、心と身体の両面から女性の健康を支えてくれます。
![]()
![]()
一方で、更年期世代ではエストロゲンの低下による腟の乾燥や性交時痛、性欲低下が大きく影響していることも少なくありません。そのような場合には、運動だけでは十分な改善が得られないことがあります。
アイさくらクリニックでは、生活習慣の改善や運動療法のアドバイスに加え、女性ホルモン補充療法(HRT)も積極的に行っています。HRTはホットフラッシュや発汗、不眠、気分の落ち込みなどの更年期症状だけでなく、腟の潤いの改善や性交時痛の軽減、性生活の質(QOL)の向上も期待できる治療です。さらに、必要に応じてストレスや不安に対する治療も組み合わせ、一人ひとりに合った総合的なサポートを行っています。
女性の性機能は「年齢だから仕方ない」と諦めるものではありません。適度な運動と適切なホルモン補充療法を組み合わせることで、心も身体も健やかな毎日を取り戻せる可能性があります。気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
参考文献:
・有酸素運動で勃起機能が改善「自転車とEDリスク」関連はあるのか
・「自転車とEDリスク」関連はあるのか サイクリストの性機能や排尿機能をランナーと比較

メニュー
ジャンル
〒 810-0001
福岡市中央区天神1丁目2-12 メットライフ天神ビル4階 (2016年10月1日から天神122ビル→メットライフ天神ビルに変更 2017年10月1日で併記(移行)期間終了)
TEL:092-738-8733