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“Internetインターネットのi”から始まったiさくらクリニック ― 25年後の医療DXへ

アイさくらクリニックは、2001年に福岡市天神で開院しました。

今ではクリニックがホームページを持つことは当たり前になりましたが、2001年当時は、医療機関が独自のホームページを持っていること自体がまだ珍しい時代でした。九州でもホームページを開設しているクリニックはごくわずかだったと記憶しています。(確か数医院・数病院のみでした) 

実は、「アイさくらクリニック」の「アイ」は、英字の「i」です。

ロゴにiのイメージを入れました

開院当時、私は「これからはインターネットの時代になる。医療の世界でも、インターネットを通じて患者さんに情報を届ける時代が必ず来る」と考えていました。そこで、Internet(インターネット)の頭文字である「i」への期待を込めて、「iさくらクリニック」と名付けました。
またその当時の最先端ガジェットはNTTドコモのiモードでした。そのiを頭につけてiさくらクリニックとして開院しました。
(後に保健所からアルファベット表記ではなく、日本語もしくはカタカナ表記にするように指導があり現在のアイさくらクリニックになりました) 

開院当初からホームページを立ち上げるとともに、心療内科・精神科に関する無料メール相談も行っていました。まだオンライン診療という言葉すら一般的ではなかった時代ですが、福岡だけでなく全国から相談メールが届き、時には海外に暮らす日本人の方からご相談をいただくこともありました。

無料メール相談を始めて約3年が経つころには、47都道府県すべてから相談をいただきました。インターネットには、距離を超えて困っている人と医療をつなぐ力があることを実感した出来事でした。
(現在は無料メール相談は終了しております) 

その後も当院では、インターネットやデジタル技術を診療に積極的に取り入れてきました。

2016年にはWeb予約システムを導入しました。当時は、再診患者さんへWebで予約できる仕組みを導入している医療機関は、まだそれほど多くありませんでした。

2017年2月からはオンライン診療を開始し、通院が難しい患者さんにも継続して診療を受けていただける体制を整えました。さらに同年11月からは、睡眠時無呼吸症候群に対するCPAP療法について、Webを活用した管理を開始しました。(このことにより毎回患者さんがSDカードを持ってくる手間がなくなりました) 
2019年6月には、心理検査の自動化システムを導入しました。これは現在、当院が力を入れているMBC(Measurement-Based Care:測定に基づく診療)につながる院内システムです。(開院の2001年から紙を使ってのアナログ式でのMBCは提供してきましたが、タブレット自動化システムで患者&スタッフの負担が軽くなりました) (MBCでの治療は患者さんの症状を感覚だけでなく、数値として継続的に評価し、治療に役立てる仕組みを整えてきました。)

そして2020年4月からはWeb問診を開始しました。来院前にスマートフォンなどから問診内容を入力していただくことで、診察をよりスムーズにし、限られた診療時間を患者さんとの対話に有効に使えるよう工夫しています。

こうして振り返ると、当院の医療DXは最近始まったものではありません。2001年のホームページ開設と無料メール相談を出発点に、Web予約、オンライン診療、CPAPのWeb管理、心理検査の自動化、Web問診へと、少しずつ積み重ねてきました。

現在では、オンライン資格確認、マイナ保険証、電子処方箋など、「医療DX」という言葉が当たり前のように使われる時代になりました。2026年6月からは「電子的診療情報連携体制整備加算」も始まり、医療機関の取り組みをウェブサイトで掲示することが原則として求められるようになっています。

25年以上前に「これからはインターネットの時代になる」と考えて名付けた「i」。当時思い描いていた未来が、今では医療の標準になりつつあります。

これからもアイさくらクリニックは、「i」に込めた開院当初の思いを大切にしながら、新しい技術を柔軟に取り入れ、より便利で質の高い医療、そして患者さんに分かりやすく役立つ医療情報の発信を続けていきたいと思います。
 

 

 

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